料理を同時に仕上げる段取りの作り方(逆算タイマーの使い方)
公開 2026年9月4日
結論
同時に仕上げるコツは「順番を覚えること」ではなく、「完成時刻から逆算すること」です。
30分の工程は完成の30分前、5分の工程は5分前に始める。これだけで全部が同時に仕上がります。 覚えておく必要があるのは完成時刻ひとつだけになります。
なぜ料理の同時進行は難しいのか
難しいのは調理そのものではなく、時間の管理を頭の中でやっていることにあります。
- ごはんは30分、味噌汁は10分、炒め物は5分かかる
- 全部を19時に出したい
- したがって、18時30分・18時50分・18時55分に始める必要がある
この引き算を、火にかけながら、手を濡らしながら、3つ分やることになります。 しかも1つでも遅れると、それ以降の計算をやり直すことになります。
キッチンタイマーが複数あっても解決しません。タイマーが答えるのは「あと何分か」であって、 「いつ始めるか」ではないからです。
逆算という考え方
やることは1つだけです。
開始時刻 = 完成時刻 − 所要時間
工程が3つあるなら、この引き算を3回します。 複数工程の調理タイマーは、この引き算を自動でやり、 開始時刻が来た工程を自動でカウントダウンに切り替えます。
使い方
- 工程の名前と所要時間を入力して追加する(例: 「ごはんを炊く」「30分」)
- 完成時刻を入力する
- 表示された順に取りかかる
所要時間は「30」「30分」「1:30」「1分30秒」のどれでも入力できます。 数字だけを入れた場合は分として扱います。手が濡れている状態でも入力できるようにするためです。
完成時刻を空欄にすると、一番長い工程を今から始めた場合の最短完成時刻が入ります。 「とにかく早く出したい」ときはこのままで構いません。
段取りを組むときのコツ
加熱しない工程はタイマーに載せない
切る、和える、盛りつけるといった工程は、中断できるので時間管理の対象になりません。 タイマーに載せるのは、始めたら止められない工程(炊く、煮る、焼く)だけにしてください。 載せる工程が減るほど、画面を見て判断する回数が減ります。
「余熱・蒸らし」を所要時間に含める
ごはんの30分には蒸らし時間が、パスタには湯を沸かす時間が含まれます。 火を止めてから食べられるまでを所要時間として登録してください。 ここを含め忘れることが、同時に仕上がらない一番多い原因です。
最初に始める工程だけを覚える
画面の一番上に出ているのが「いま取りかかるもの」です。 それ以外は開始時刻が来るまで待ち状態になっているので、見る必要がありません。
タブを切り替えても大丈夫
このタイマーは残り時間をカウントしているのではなく、 開始時刻と完成時刻を記録して現在時刻との差を表示しています。 そのため、タブを切り替えても、画面をリロードしても、残り時間はずれません。
登録した工程は端末のブラウザ内にだけ保存されます。サーバーには送信されないため、 よく作る献立を登録したままにしておけば、次に開いたときもそのまま使えます。
計量が必要になったらレシピ単位換算も同じ流れで使えます。